日々に少しの幸せを。
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作業場所へ。車で乗り合わせて、車がない人は持ってる人に乗せてもらって行きます。
大きなテント。横には遺留品置場。
きれいにした遺留品はそっちへ。
たくさんのアルバム。たくさんの証書。ランドセル。
アルバム1枚1枚めくって砂や海水を取る作業。
海水でもう写真がボロボロになってるのもたくさん。結婚式の写真や家族の写真。
このアルバムが持ち主にとって大事なものかどうかはわからない。
でもこれが子供や家族を亡くした人の形見になることもあるかも知れない。アルバムがなくなったら、自分の小さいころの写真には出会えなくなる。その写真、写ってるその時の家族や友達にも。記憶よりはっきりと見れるもの。
アルバムなんてそんなにしょっちゅう見ないけど、見たいと思えば見れるからそう思える。もしかしたらその人にとっては震災を思い出すからいらないって言われるかも知れない。でもせめて、いる。いらない。の選択が選べれるよう、せっかちのあたしでも1枚1枚ゆっくり作業する。
思い出まで津波に取られないように。
作業してたら、おずおずと入ってきた2人。
遺留品置場になかったけど、もしかしたらこっちにあるかも知れない。遠くから来たし、見てもいいでしょうか?
たくさんの中から、一生懸命探す二人。お母さんと娘さん。
あった!!あんたの生まれた頃のやつだ!
お母さんが言って、泣いてた。
見つけれたのはたった2ページ。でも二人は嬉しそうでした。被災地にいって初めて泣いた。
持ち主に全部届くといいな。
小さくて地道だけど、喜びに繋がるんだ。
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